アリ・アスター監督のお気に入りの日本映画が話題に!
『ミッドサマー』『へレディタリー継承』などの映画作品を手掛けたアリ・アスター監督が、おすすめ映画を紹介するYouTube動画が話題になっています。
彼が登場したのは、様々な映画監督や俳優たちがクライテリオン社※の円盤の中から、お気に入り映画をセレクトするシリーズ「クローゼット・ピックス」です。
※クライテリオン・コレクション社は、アメリカ合衆国の映像ソフトメーカー。主に歴史的に重要な映画のディスクを販売し、ライセンス供与、修復、配給を行っている。
彼が選んだ全16作品の中には、黒澤清監督のサスペンスホラー映画『CURE』や、勅使河原宏監督の『砂の女』など日本の作品も登場。
アリアスター監督は『CURE』について「黒沢清の最高傑作です。史上最高の映画という議論もある」とコメント。『砂の女』については「2020年のロックダウン中に見直しましたが、完璧な”隔離”映画であり、男と女についての素晴らしい映画の1つだった。本当に衝撃を受けました。」と語っています。
アリアスター監督がピックアップした映画の一覧はこちら↓
- イジー・メンツェル『厳重に監視された列車』
- 『ミヒャエル・ハネケ 三部作』
- ヴェラ・ヒティロヴァ『ひなぎく』
- 黒沢清『CURE』
- ジョゼフ・ロージー『パリの灯は遠く』
- アッバス・キアロスタミ『ジグザグ道三部作』
- サシャ・ギトリ『我慢ならない女』
- カレル・ゼマン『Three Fantastic Journeys』
- テレンス・マリック『ニュー・ワールド』
- イ・チャンドン『シークレット・サンシャイン』
- 勅使河原 宏『砂の女』
- スティーブンソダーバーグ『チェ』
- ポール・シュレイダー『ミシマ:ア・ライフ・イン・フォー・チャプターズ』
- ニコラス・レイ『黒の報酬』
- ガイ・マディン『ブランド・アポン・ザ・ブレイン』
- ニコラス・ローグ『WALKABOUT 美しき冒険旅行』
特にCUREについてはコメントで多くの人が言及しており、アリアスター監督のセレクトに賞賛の声が寄せられていました。海外の反応を一部ご紹介します!
海外の反応
1:海外の反応
メンツェル、ハネケ、キヨシ・クロサワ…私の書斎の棚を見ているみたいだ。笑
私はすべてを持っているわけではないけど、彼が勧める作品はどれも傑作ばかりだね!
2:海外の反応
ひなぎく、CURE、ミシマを挙げてくれて嬉しかった!
アリのセレクトした作品は最高!
3:海外の反応
この監督は、私の持ってるブルーレイの量を2倍にする方法を知ってるみたいだ。
4:海外の反応
>>僕もこの動画を観た瞬間、全ての作品を通販サイトで購入してしまった…
5:海外の反応
彼は、この番組(クローゼット・ピック)のアーカイブの中で誰も選んだことのない映画を選んだんじゃないかな?
6:海外の反応
>>それが監督としての彼のスタイルをよく表してると思うんだ。
アリ・アスターは常に他の人がしていないことをする監督だから。
7:海外の反応
『ヘレディタリー』を見た後、アリ・アスターがこんな穏やかな人だとは想像できなかった。
8:海外の反応
彼はあんなに屈辱的な映画を作るのに、とても素敵だし、普通の人のように見えるね。
9:海外の反応
アリはまだ映画監督としてのキャリアを始めたばかりだ。しかし、まだピークに達していない可能性がある。
そう考えると非常に恐ろしいし、すごく興奮するよ!
10:海外の反応
アリアスター監督の才能はすごい。
比較的キャリアが浅いのに、映画監督としての彼の実績は巨大だ。
11:海外の反応
あなたの映画のセレクトが大好き。自分でもいくつか持っているけど、絶対に『CURE』は外せないよ。
過小評価されている宝もののような作品で、これまでで最高の映画のひとつだと思ってる!
12:海外の反応
彼のセレクトが本当に好きだよ。
特に『CURE』『パリの灯は遠く』『シークレット サンシャイン』、カレル・ゼマン『Three Fantastic Journeys』が良いね!
13:海外の反応
『CURE』は僕の大のお気に入りだよ!!
『ロスト・ハイウェイ』(デヴィッド・リンチ監督)と一緒に見ると、楽しい90年代の映画の夜を楽しめるよ。
14:海外の反応
昨夜初めて『CURE』を見た。彼がこの映画について言及したのは面白いね!!
この作品は本当に完璧で、僕にとっては忘れられない映画だ。
15:海外の反応
このシリーズで『CURE』への愛が語られるのは初めてじゃない?
やっと来たって感じだよ🙏🏻
16:海外の反応
>>まさにファンタスティックな映画だよね!
17:海外の反応
ボン・ジュノ(※)は2019年のインタビューで『CURE』を称賛しているよ。
キャリアの早い段階で彼に影響を与え、インスピレーションを与えた映画の1つとして挙げてる。
ポン・ジュノ(奉俊昊、朝: 봉준호、英: Bong Joon-Ho、1969年9月14日 – )は、韓国の映画監督、脚本家。(中略)2019年には、現代の本国を舞台に、貧困層と富裕層の格差問題をエンターテイメントチックに描いた『パラサイト 半地下の家族』を発表。
Wikipedia
18:海外の反応
アリが「CUREはこれまでに作られた最高の映画であるという議論がある」 と言ったのを聞いて今、私は深い尊敬の念を感じてる・・・!
19:海外の反応
映画におけるアスターの知性と趣味を理解できるけど、それだけじゃない。
彼は非常にダークなユーモアを持っていて、それが彼の映画に反映されていることがわかるよ。
20:海外の反応
この男は天才であり、本物の映画ファンだ!
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感想
アリ・アスター監督の、観客になんとも言えない感覚を呼び起こすようなダークさや理不尽さが大好きです!CUREや砂の女など、日本映画界の名作を挙げてくれたことに親近感を感じました。選ばれた作品を少しずつ観てみようと思います。
引用
YouTube
久しぶりにキュアみて落ち込もうかな。
この人の映画の不可解な不気味さが好き
首チョンパの妹を車に乗せたまま普通に寝るとことか
『ミッド・サマー』って『ウィッカーマン』みたいな映画か
「砂の女」安部公房の本は読んだことあるけど、映画になってるとは知らなかった。しかも海外でも知られてるとは。
昔、ちょうど同時期に上映してた、海外ホラー映画のCUBEが観たくて映画館に行ったら、間違って、邦画のCUREを観てしまったと友達が言ってたのを思い出した
「CURE」昔見たが別にどうっちゅうことなかったわ。当時の中田秀夫の作品の方がよほどいい出来だったわ。