概要
Redditにて「欧米の人々はアジアのホラーを西洋のホラーよりも怖いと感じますか?」という質問が海外で話題になっています。
日本のホラー映画は「Jホラー」として欧米の映画ファンの間でも一大ジャンルとして愛されていますが、最近では台湾映画の『呪詛』やタイの『女神の継承』などが大きな話題になるなど、アジア各国のホラー映画が海外で注目を集めています。
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そんな中、質問主は個人的にはアジアのホラー映画の方が怖いとしており、アジアでは「スプラッター」(殺害シーンにおける生々しい描写)や「ゴア表現」(血の飛び散るような残虐・猟奇的なシーン)に頼らず、超常現象のような、映画的な恐怖に迫る表現に重きを置いているのが魅力だとしています。
スレッドではアジアと欧米のホラー映画の違いについて、さまざまな議論が繰り広げられていました。
コメントをまとめたので、ぜひご覧ください!
海外の反応
1:海外の反応
私がアジアのホラーに興味を持ったのは「異質」だったから。
『リング』や『オーディション』のようなホラー映画は、西洋では見つけられなかったコンセプトだったよね。
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2:海外の反応
2000年代初頭の日本のホラーは世界的なホラーのピークだったと思ってる。
私は『ノロイ』『稀人(まれびと)』『仄暗い水の底から』のような映画が本当に怖くて好きなんだ。
あの時代のジャパニーズホラーは、緊張感を高め、視聴者に孤立感や弱さを感じさせるのが本当に上手かった。
3:海外の反応
私はアメリカ出身で、ゴア表現よりも「不気味な」ホラーの大ファンなんだ。
さまざまな文化を知ることができるアジアのホラーが大好きだよ。
4:海外の反応
ゴア表現がすばらしい映画はアジアにもあるぞ。
『東京残酷警察』、『ミートボールマシン』、『哭悲/THE SADNESS』、『片腕マシンガール』、『殺し屋イチ』。リストはまだある・・・
5:海外の反応
>>4
笑った。アジア映画は、暴力的になるとき躊躇しないのがいいよね。笑
6:海外の反応
>>5
厳密に言えば、アジアのホラーにはゴア表現が少ないかもしれないが、正直アジア映画のゴア表現は半端ないと思ってる。
7:海外の反応
アジアのホラー映画には、黒い長い髪で顔を隠した典型的なキャラクターを使用できるという利点がある
西洋のホラーではこの類のキャラクターを主演にすることは少ない。長いブロンドの髪も怖いけど、長い黒髪ほど怖くない。
8:海外の反応
私はかつてアジアのホラー映画研究の講義を取ったことがある。
幽霊の代表的なキャラクターが女性(小さな女の子や若い女性)である理由は、アジア圏では、彼らは生きている間自主性がなく、彼らは死後の世界でのみ自分たちの「力」を見つけ、そこで復讐をすることができるからだとか。
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9:海外の反応
不気味な子供の比喩は西洋ホラーにも存在するよね。でも今は人気ないかも。
『悪い種子』『ペット・セメタリー』『オーメン』『シャイニング』とかはそうじゃない?
10:海外の反応
アメリカのホラー映画は、ただの連続殺人ものになってしまっている。
過去10年間で評価の高いホラー映画のリストをいくつか見てみると、私たちがしばらくホラーから遠ざかっていることを示しているような気がする。
11:海外の反応
アメリカのホラーは、私たちが毎日目にする本当の「恐怖」、つまり「暴力」などを描く傾向がある。
宗教的な文脈を超えた幽霊などについての民間伝承はあまりないんだよね
12:海外の反応
>>11
それは本当にそう。一方で、アジアでは超常現象が映画に大きな影響を与えているんだ。
13:海外の反応
暴力の他にも、アメリカでは住居侵入は非常に現実的な恐怖の対象だ。
正直、それに関するホラー映画はかなり心に来る・・・
14:海外の反応
国によって異なる種類のホラー映画ができるのは興味深いな
15:海外の反応
私はスラッシャー映画が嫌いなんだけど、田舎の土地に注目したイギリスのフォークホラーが大好きなんだ。
私の最近のお気に入りは歴史や伝統を掘り下げたもので、いくつか例を挙げると『ウィッチ』、『ノースマン』、『聖なる鹿殺し』とかかな。
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16:海外の反応
私はアジアのホラーはとても新鮮に感じるよ。ストーリーがどこへ向かうのか本当に予測できない驚きがある。
17:海外の反応
アジアのホラー映画は「驚かせること」にあまり依存していない。
西洋のホラーは、音楽などで今から何か恐ろしいことが起こることを伝えてくるんだ。
アジアのホラー映画は、なぜ怖いのかさえわからないような、説明のつかない不安な雰囲気を作り出すのが本当に上手い!
18:海外の反応
個人的には、西洋・アジアを問わず、超常現象のホラーはそれほど怖いとは思わない。幽霊や超常現象をまったく信じていないからかな・・・
連続殺人犯やストーカーが人を殺すという考えの方が、実際に起こりそうなので私にとってはより怖く感じるよ。
19:海外の反応
>>18
アジアやヨーロッパに比べると、カナダやアメリカは「歴史が浅い」生まれたての国だからじゃないか?
私たちは他の国のように、国民が古い迷信や神話を共有できていない。
映画は観客に共感させる必要があるから、モンスターや殺人者を恐ろしく感じるんだよ。
長い歴史を持つ国のホラーには、特定の迷信や呪いなどが「あるかもしれない」という共通認識の上になりたってるような気がする。
20:海外の反応
>>19
目から鱗だ。私たちは神話や迷信を信じて育っていないから、アジア映画のような発想ができなかったという訳か。
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感想
特に北米では、国として歴史が浅いからこそ、人々が民間伝承や迷信などの恐怖を共有できておらず、アジア映画のような作品が生まれにくいのでは?というコメントには思わず膝を打ちました。
配信サービスなどで世界中の映画が気軽に楽しめるようになった今、改めて文化の違いが浮き彫りになっているのは興味深く感じます。
引用
Reddit
歴史が浅いは誰も気分良くならないから表現変えたほうがいいかもね。
日本にゾンビが馴染まないように、宗教観や土着信仰なんかで恐怖の対象が違うだけよ。
死霊のはらわたくらいからギャグに走ったからゾンビなんか全然こわくない。
走れば逃げられるし。
アメリカの怖いホラー映画で憶えてるのは、呪詛や土着信仰的な部分はアフリカとかインディアンの存在に頼るようなタイプのが多い
日本は過程を重視するから目に見えない不気味な過程で恐怖を表し感じる。
アメリカは結果を重視するから目に見える残酷な結果で恐怖を表し感じる。
なんかそんな気がするかも。
オチが超常現象よりも人間の狂気の産物だった方が怖い
「悪魔が」「魔女が」「反キリストが」言われても全然ピンと来ない
ホラーに限らず、外国の文化や宗教の知識がもっとあると楽しめるんだろうな…っていう映画も多いよね。
解説読んでからもう一回観たりしてるわ。
北米→物理的恐怖 圧倒的暴力 驚かせる 現実に存在する
日本やアジア→精神的恐怖 土着信仰 妖怪や崇めるべき異質な存在 気味の悪さ 超次元的な存在 現実に存在しない
と言った感じ
三大宗教ではなくアミニズムや土着信仰があるかないか
がキーな気がする
アメリカに妖怪とか異質な神や呪いがいないもんね 悪魔としてひとくくりになりそうだし
仏教やキリスト教や道教とか抜いて
そこの国のアミニズムと土着信仰があるかないかが鍵なのよ
土着信仰があるアジアの日本 中国 韓国 タイ などは土着信仰があるから不気味系が作れる
アメリカだけでなくドイツとかヨーロッパもこういうのは作れないと思う