「日本の反応が気になる」オッペンハイマーついに日本公開決定→海外メディアも注目｜海外の反応

ノーラン監督最新作『オッペンハイマー』の日本上映が決定

クリストファー・ノーラン監督の最新映画『オッペンハイマー（Oppenheimer）』（2023年製作）が、ついに2024年3月29日に日本で上映開始。

「原爆の父」と呼ばれたアメリカ人物理学者J・ロバート・オッペンハイマーを俳優・キリアン・マーフィーが演じ、彼の知られざる人生を没入感のある映像で描いた作品です。

アメリカでは、日本ですでに公開されている『バービー』と同日に公開され社会現象となった『オッペンハイマー』ですが、日本で問題となった「バーベンハイマー」のミームなどの影響か、長らく上映については音沙汰のない状況が続いていました。

唯一の被爆国である日本での公開に、海外メディアからも大きな注目が集まっています。

日本での『オッペンハイマー』評価に海外メディアも注目

日本での公開については、海外メディアも注目。

「Variety」の記事によると

「『オッペンハイマー』は7月にユニバーサルによってほとんどの地域で公開され、全世界で9億5,000万ドルの興行収入を記録した。しかし、日本でユニバーサルタイトルのほとんどを扱う東宝東和株式会社が、公開を見送っていた。」

また、イギリスの一般紙「The Gardian」では「バーベンハイマー」の炎上の経緯について触れつつ、日本での『オッペンハイマー』公開を報じました。

『オッペンハイマー』の日本公開決定について、海外の反応をご紹介します。

引用元　1 2 3

海外の反応

１：海外の反応

日本で多くの人を苦しませた出来事とこの映画の関係を考えると、『オッペンハイマー』を日本でリリースするのがいかに難しいかよく分かる。

映画が公開される前から、私はこの映画は原爆の誕生を祝福するものになるのかと心配していたけど、結論はそうではなかった。

２：海外の反応

>> 1
日本人はとても複雑な気持ちだと思うけど、僕自身は日本でオッペンハイマーが公開されることこそが重要だと思ってたんだ。

どんな作品であっても、映画を観る自由があるからね。

３：海外の反応

私が常々戦争や兵器製造に反対していることを考慮しても、正直オッペンハイマーは、映画として魅力的だったと言わざるを得なかった…

だから、この作品を観た日本人の方々の考えを知りたい。

４：海外の反応

日本でのオッペンハイマー公開は時間の問題だということは分かってた。これは恐らくビジネス上の決定だよね？

日本で『バービー』が 『君たちはどう生きるか』や『キングダム』、『クレヨンしんちゃん』に太刀打ちできなかったことを考えると、ヒットは難しいかもしれないけど。

５：海外の反応

>>4
例えば『インセプション』は日本で4,200万ドルの興行収入をあげた。『インターステラー』は1,000万ドル、『ダンケルク』は 1,500万ドル、そして『テネット』は 2,600万ドル。

ノーランは日本でとても人気がある監督だが…

６：海外の反応

バービーはかなり早かったのに、日本ではなぜオッペンハイマーの公開が遅れるのか、実は不思議に思っていたんだ。

７：海外の反応

>>6
バービーの公開日は、ちょうど日本での原爆投下日のあたりだったんだ。

それと、愚かな人々がミームで日本人を傷つけて炎上させたからのも理由の一つだと思う…

８：海外の反応

この映画は実際原爆の使用について肯定的に描いているわけではないんだけど、日本人はどう感じるかは私たちには分からない。

９：海外の反応

この映画を見た人なら分かるはずだ！原爆が日本の民間人に与えた影響を描いていないかを。

日本での公開は良い結果になるとは思えないよ…

１０：海外の反応

>>9
日本の人々がオッペンハイマーを観てどう思うかは、僕たちには分からないことだ。

作品の中では、日本での原爆使用についてはほぼ描かれていなかったわけだし。

１１：海外の反応

SNSを見ると英語で冗談めかしたようなコメントばかりが並んでいるけど、彼らは日本人が幼稚な人々だと思っているわけ？

この映画が、原爆がいかにクールで壮大なものであったかを描いているとでも？

１２：海外の反応

日本での反応を調べてみたが、彼らは『オッペンハイマー』公開に対してとても冷静な様子だったよ。

皮肉ではなく、日本人は本当に知的な人々だと思う。

１３：海外の反応

正直これは良いニュースだと思う。

この映画は人類の歴史の一部分であり、恐ろしい過去を描いている。

どんな作品であっても、日本の彼らが映画を観る自由は保証されるべきだと思う。

１４：海外の反応

『オッペンハイマー』はアメリカの歴史であり、日本の歴史に「重い」影響を及ぼした人物についての物語だ。

日本でこの映画をどう評価されるのか、しっかり受け止めたいと思っているよ。

１５：海外の反応

アメリカ人でない私としては、この『オッペンハイマー』がいかに責任から逃れて「公平に、何が起こったかを冷静に見せた」という雰囲気が気になった。

間違いなくこの映画だけじゃ不十分だと思う。

世界の人々には、バービーではなく、日本のアニメ映画『はだしのゲン』（1983年）とのダブル鑑賞をお勧めしたい。

１６：海外の反応

僕は『オッペンハイマー』は反核を訴えた映画だと思ってる。原爆推進派が悪役として描かれているしね。

もちろん、この映画を見た日本の観客がどのように感じるのかは、私たちには決して想像できないことだけど…

１７：海外の反応

この映画は、罪のない日本人の命を軽視する原因となったアメリカの制度を見事に批判してた。

１８：海外の反応

私の個人的な感想だけど『オッペンハイマー』を観たとき『風立ちぬ』について考えずにはいられなかった。

どちらも、戦争への応用以外では大きく注目されなかったであろう分野における、才能にあふれた革新者についての物語だ。

日本と米国はどちらも先端技術に追いつく必要に迫られていた。そこで堀越二郎とオッペンハイマーは、このテクノロジーを追求する仕事に情熱を注いだわけだ。

そして二人とも自分たちの発明が、戦争で使われたことを後悔したのだから。

１９：海外の反応

人類は、使い方を誤れば世界に終焉をもたらすほど破壊的な兵器を手にしてしまった。

戦争が終わったとき、アメリカでは歓声が上がった。日本でどのようなことが起こったか知らずに。そして「新しい戦争」が始まることも、彼らはほとんど想像していなかった。

最後のほうでは、本当の恐怖を感じたよ。

２０：海外の反応

この映画のテーマは、反戦というよりオッペンハイマーの「個人的な葛藤」だと思う。

彼はナチスが先に兵器を手に入れることを恐れて原爆を生み出した。原爆を完成させた後、確かに彼は悩んだけれど、それは彼の「プライド」や「虚栄心」がそうさせたんだろう。

天才ではあるが、私たちと同じようなちっぽけな人間が、人類史上最悪の兵器を作り上げてしまう。その恐ろしさを描いているんだよ。

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感想

一部の批判も覚悟の上で「さまざまな議論と検討の末」日本での公開を発表してくれた配給会社に感謝したいと思います。

個人的には『オッペンハイマー』が日本で観られることをありがたく思いますし、自分の目で見て、この作品について考えたいと思いました。