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「日本だけは違う」植松伸夫が語る面白いゲーム音楽が生まれない理由に共感殺到|海外の反応

植松伸夫氏が語ったゲーム音楽の現状が海外ゲーマーの間で話題に

全世界で累計1億8500万本以上の出荷/ダウンロード販売を誇る「ファイナルファンタジー」シリーズなど、数々のゲーム音楽を手掛けてきたゲーム音楽界の巨匠、植松伸夫さん。

彼がNewspickの動画で語った「なぜ現代では面白いゲーム音楽が生まれないのだろう」という話が、海外で大きな反響を呼んでいたのでご紹介します。

植松伸夫さんの言葉に共感殺到

植松さんは、現代は昔のような音数/音色やメモリ容量の制限がなく、音楽的教育を受けた作曲家も多いにも関わらず、新しいゲーム音楽が生まれていないという問題について語っています。

その理由の一つとしては、作曲家だけでなくディレクター・プロデューサーが「ハリウッド映画のような音楽に満足している」「無難なところしか望まない」からではと語る植松さん。

作曲家は自分にしかできない音楽を追求し、製作陣は作曲家に任せるべきではないか、と締めていました。

この話題について、海外ゲーマーからは「彼は100%正しい」「最近のゲーム音楽は同じようなものばかりだ」という共感のコメントをはじめ、「日本のゲーム音楽は違うと思う」「中毒性のある音楽が懐かしい」など様々なコメントが寄せられていました。

植松伸夫さんの語るゲーム音楽の問題にまつわる、海外の反応をご紹介します。

海外の反応

1:海外の反応さん

植松さんには、100%同意する。

最近のゲームのビックタイトルには、印象的なメロディがない「壮大でドラマチックなオーケストラ」音楽が多過ぎる。

2:海外の反応さん

僕はてっきり最近のゲームには上質な音楽が増えていると思っていたが…

3:海外の反応さん

伝説の日本の作曲家がそう言ってくれたのは嬉しい。

最近のゲーム音楽は精巧で質が高いけど、すぐ一緒に口ずさんでしまうような印象に残るパートが欠けている。

悪く言えば、典型的なライセンスフリーの音楽みたいだ。

4:海外の反応さん

>>3
昔のゲームのメロディックな曲は、プレーヤ―を奮い立たせたり、当時のグラフィックでは伝えられない感情まで伝えてくれていたからね。

5:海外の反応さん

それは私がかなり前から感じていることだ…。

ゲームを終えた後もずっと耳に残っているような、中毒性のある曲はどこへ行ってしまったんだろうね。

6:海外の反応さん

ゲームには、そのシーンと深く繋がって、プレイヤーのゲーム体験に刷り込まれるような面白い音楽があるべきだと思う。

7:海外の反応さん

トラッカースタイルの音楽(midiのような)はDSでピークを迎えたと思うけど、それ以降はすべてオーケストラ調になった。

個人的には、どれも同じような感じがしてしまう。

8:海外の反応さん

植松さんの意見は正しいと思う。最近は誰もそれをやらない。

例えば『Halo』は、メロディーと雰囲気のあるオーケストラ音楽を融合させた良い例だと思ってるけど。

9:海外の反応さん

>>8
誰も?もっと色んなゲームをプレイしようぜ。

『NieR: Automata』には最高のゲーム音楽がある。「これこそゲームのためのサウンドだ」って感じられる。

10:海外の反応さん

>>9
ファイナルファンタジーXIV、ゼノブレイド2・3、ニーアオートマタ、レプリカント…

AAAタイトルではないかもしれないが、ゲームならではの音楽を生み出している作曲家は大勢いる。

11:海外の反応さん

>>9>>10
それは私も同感だ。日本のゲームには、いつも素晴らしい音楽がある。

欧米のスタジオだけを見ていると、そういう音楽を見つけるのは難しい気がするんだ。

12:海外の反応さん

それが私が祖堅正慶を愛してやまない理由だ。

彼の音楽を聴くと、どこか別世界に連れていってくれるような気分になれる。

13:海外の反応さん

テレビ/映画業界が一方的にゲームに与えている影響は、ゲーム音楽を窒息させているような気がするよ。

14:海外の反応さん

>>13
確かに。でも日本の数人の作曲家だけは例外だ。

15:海外の反応さん

映画とゲームは異なるメディアだ。最近のゲームはそれを忘れがちかもしれない。

16:海外の反応さん

90年代のビデオゲームのサウンドトラックのような魂があれば、ゲーム音楽をもっと聴きたくなるのにね。

17:海外の反応さん

メロディーは記憶に残る音楽を作る上で最も重要な要素だ。現代のサウンドトラックは、まるで「キャッチーな」メロディーを嫌っているみたいだ。

だからこそファイナルファンタジーや、植松伸夫の音楽は記憶に残るのだと思う。

18:海外の反応さん

植松氏のサウンドトラックがこれほど愛されたのは、当時から見れば革新的で刺激的なサウンド、ジャンル、アイデアをあらゆる方法でミックスしていたからだ。

現代でも、独創的なサウンドを追い求める作曲家やゲームには事欠かないけど、私たちゲーマーは挑戦的なゲームを正しく評価して、チャンスを与える必要があると思う。

19:海外の反応さん

100%同意する。だからこそ最近のインディーズゲームの音楽が新鮮で、すばらしく思えるのかも。

20:海外の反応さん

こんなことを言えるのは「ミッドガルハイウェイ」を作曲した人物だけだ。

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感想・まとめ

技術の発展によって音楽的な制限が少なくなったら、逆に無難な音楽に偏っているというのは、興味深い現象ですよね。ゲームを愛する消費者として、挑戦的なゲームにも目を向けていかないといけないと改めて思いました。

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50件のコメント

マリオゼルダドラクエポケモンモンハンなど
象徴的な音楽があるゲームはいいゲームだと思う
オーケストラにしてもかっこいいんだ

空気のような、バックグラウンドミュージック、なんて言い出してからずっとそんな感じ

世界観にあう美しいBGMは素晴らしいけど、イタいテーマソングとかはやめてほしい

子供の頃にプレイしたから余計に記憶に残っているんだと思う
とは言え現在も素晴らしい作曲家は日本は非常に多い

テンプレ化してしまったのもあるだろうけど
昔は音数やメモリとかの制限があったからこそ試行錯誤して特徴あるメロディーが産まれてたんじゃないかね

CMソングやアニメ主題歌用にオーダーされる曲は、制限時間の中で印象付けるメロディを意識したり、最初のタイトルコールに合わせて盛り上げたりとか、色々工夫されてるらしいからね
ちょっと外れるけどアニメ主題歌をミュージシャンが作るとわりと良作が産まれるのは、語るべき物語が既に提示されてるっていう縛りがある一方で、ラブソングばかり求められがちな歌謡界から離れて、もっと大きい物語と多様な喜怒哀楽を描けるから、むしろ音楽家としての表現力や力量が発揮されるって所あると思う

自分からは生まれないテーマを扱うことで、新しいものを表現できるのかもな

ゲーム産業自体若かったから音楽家も若者が多かったんでないかな
年取ると冒険しなくなる傾向はある

同じドラマチックな壮大なオーケストラ音楽でも洋ゲーよりは和ゲーの方が頑張ってるというか、記憶に残りやすい曲が多い印象はあるな
メロディの作り方とか専門的な話は知らんけど違いはあると思う

海外だとハリウッド映画やドラマなんかと兼任してる作曲家が多いからね。

言ってることは完全に正しいと思うけど 他ならぬFFこそがゲームを映画っぽくするようになった元凶そのものなんだ

FF6までのFFは印象的なゲーム音楽を引っ張っている側だったのに
FF7以降(特に10以降)はゲームの映画化を最も進めるゲームになってしまったのは皮肉なもんだな

専門家ではないので詳しく説明できないが、最近のBGMは全て同じ音節で構成されているから独創的な音楽は絶対に生まれないと言っていたな。全ての曲は突き詰めるとスターウォーズの作曲者のキーがベースになっていると。小さい頃から洋楽を聞いて育っているから、その枠の外にある曲をイメージ出来ないのだろう。
その点では、日本はガラパゴスで洋楽と無縁だからユニークな音楽をつくることが可能な国ではあるんだろう。作れるかどうかは別として。

専門用語は避けるけどその同じ音節というのがスーパーマンやインディージョーンズ等々
印象的でこの映画にはこのメロディ以外は考えられないという域に達してるんだよね
元スレで触れてる人もいるけどハリウッド映画の映画音楽もそういう印象的なメロディが少なくなって単に流れるBGMか効果音に近い音楽が多くなった
皮肉な話だけどそういう中で今でも印象的な音楽を生み出してるのが上記スターウォーズや
スーパーマンやインディージョーンズの音楽を書いた作曲家(同一人物)だったりするんだよね
この辺の話は日本の作曲家もかなり危惧してるし恐らく海外でも同じじゃないかな
何れ何処かのタイミングでまた印象的なメロディの音楽が求められる様な揺り戻しがあると思うよ

日本のゲームミュージックは独特ではあるけど
洋楽と無縁は言い過ぎだろw

90年代のエニックスやスクウェアのBGMは脳にこびりついて離れない。悪いとは言わないけど今はオーケストラから取り込んだような曲ばかりだね

フォトリアルオープンワールドのようなゲームだと輪郭のある印象の強いサウンドはどうしても現実に近くなればなるほど違和感が生じるから
調和を取るためメロディの薄いアンビエント的な音楽と環境音になっていったんだと思う
独自の世界観に合わせて強めの音楽出せるところもあるけど
2Dでは昔ながらのゲーム音楽がまだ活かされてるし、全ては調和と使いどころ

歌、ギター、ベース、ドラムのバンドになんか足そうとしても、キーボードですら蛇足に感じるのと同じ現象じゃないか
あと、ゲームを作る人の権限が大きくなって、音楽を作る人に余計な指示をするのが駄目なんじゃないか?
例えば、プレステ以降のメタルギアの音楽はちっとも良いと思わないが、MSX2版や評判悪いファミコン版でさえ音楽は最高だ

>あと、ゲームを作る人の権限が大きくなって、音楽を作る人に余計な指示をするのが駄目なんじゃないか?

あとも何も、まさにそう書いてあるようだが。

>製作陣は作曲家に任せるべきではないか、と締めていました。

スクエニのブレイブリーデフォルトがシリーズ通してサントラをプロのミュージシャンに外注(というか、1作目で10曲程度で依頼したら「全部やらせてくれないんですか」て言われて、なんかそうなったっぽい)してて、
2の時に、制作チームがまず展開に泣いてしまうようなギミックをサントラに仕込んで来たそうな。
セカンドと2があってややこしいけど、2の方。

メロディめちゃくちゃでもオーケストラなら迫力が出てしまうから、それに逃げがちなゲームが多いんだよな

日本の音楽が優れてるのは日本語のおかげだと思う
「ド」「レ」「ミ」のように1音に対して1文字ずつハメれてそのまま歌詞として成立させられるのは日本語くらいだからな
メロディを口ずさみやすい言語だからこそ独特なメロディも産み出しやすいのだと思う

ちなみに歴史年号や√などの数字の語呂合わせというのが出来るのも日本語くらいで
英語では出来ない

果たしてそうかねえ、大企業病じゃないの?
そこらのガチャゲーなんかはよっぽど幅広い作曲してるぞ。

その通りだと思う。
ガチャゲーではないけど、

> だからこそ最近のインディーズゲームの音楽が新鮮で、すばらしく思えるのかも。

とあるね。

昔は容量が少なくていくつも音が重ねられない分
主旋律がはっきりして耳に残りやすかったのかもね

ゲーム音楽というと、初代ドラクエの森をうろつくときの曲が脳内再生される。
敵に出くわすときの音とか、ダンジョンに潜るときの音とかも、自動的に思い出される。

楽器の生演奏とか取り込めるようになった時点でもう自分の中では別物になったな。

単に昔のゲーム機特有の音が耳に残りやすかっただけだろ
良い曲は今もいっぱいあるわ

例えば?

ドラクエもすぎやま全盛期だった90年代まで、FFも植松が離れてからはオワコンだよな
最近だとその辺のソシャゲかインディーズの方がマシな程度に企業制作での名曲って生まれてるか?
僕は任天堂が大好きでしゅ~ってんなら知らんが

この人は現役なんだからそんなこと言うなら自分で面白いゲーム音楽作ればいいのに

個人的には配島邦明(タモリの「世にも奇妙な物語」が有名)が凄いと思ったな、彼はゲーム音楽もやってたが中でも誰も注目しなかったが、凄い昔のクーローンズゲートなるPSのゲームでの音楽はシュールで良くこんなの創ったなと、この人天才か?と思ったw

最近といってももう古くなるかもしれんがUNDERTALEは名曲揃いだったな
結局あれもドット絵RPGだったわけで
昨今の映画みたいなゲームには昔のゲーム音楽っぽいキャッチーなメロディは合わんのかもな

昔の曲って××ってゲームの〇〇の曲!って説明されなきゃ分からないのが多かったけど
今のって大体あ~こういうシチュエーションの曲なのね(だろうなぁ)と
想像つくような曲が多い印象
それが良いのか悪いのかは知らない

当時の限られたスペックで試行錯誤するからこそ素晴らしい楽曲が産まれた
プレステ以降CD音源当たり前になってからそういうのは薄れていったと思う

ただ、プレイヤー側もビデオゲームの円熟期を迎えて慣れてしまったのはあるかもな

祖堅はあからさまなパクりが何個かあるから同意はできんわ
セフィロトとパワーマン、オーディンとラストストーリーはまんますぎて擁護できん

今は最初からオーケストラ調の容量大きい音楽入れられるってのもあるんだろうし
その容量問題でミニマルな感じとそのアレンジで作っていく感じだったから何度もループして印象も強くなるし、短い中にシンプルに削ぎ落し許す限り再構成一回作り直し、リズムも入れるなら強弱わかりやすさ重視ってなってたんだろうな
それに大作でもゲーム音楽は壮大なオーケストラやクラシックが主っていうよりは、マニアックな音楽ジャンル全部が組み合わさってて、ノビオも当然プログレマニア、フュージョンとかテクノジャズや民族音楽、歌謡曲調、あっちこっちのものを取り入れては削ぎ落してまた足して割って整えてみたいな感じ

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