概要
『ハウルの動く城』は2004年公開の長編アニメ映画。原作はダイアナ・ウィン・ジョーンズの同名作です。
海外にも根強いファンが多いジブリ映画。ハウルの動く城もアメリカでの興行収入が5億円を突破するなど、多くのファンに愛される作品となっています。
そんな作品について、外国人の方は具体的にどんな印象を持っているのでしょうか?映画のレビューをまとめたので、ぜひご覧ください!
▼原作本。こちらの方が、よりカルシファーの可愛さが伝わってきます…
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海外の反応
1:海外の反応
宮崎監督の作品の中で最も興味をそそられた作品。巨匠の頭の中を覗いているようだった。
「ハウルの動く城」の夢のような世界は、宮崎監督の世界の中で最も魅力的で奇妙で、想像力に富んだものだと思う。
2:海外の反応
『千と千尋の神隠し』ほど畏怖の念を起こさせるものでも、『もののけ姫』ほどアクション満載でもない…
だけど、「人は自分が思っている以上の力を持っている」ということを教えてくれる作品だった!
飛行船(宮崎映画の飛行船!?誰が想像できただろう!)は、彼が以前描いたものの派生のような姿をしてる。戦争中の世界の暗く美しいシーンにも魅了された。
3:海外の反応
ダイアナ・ウィン・ジョーンズが『ハウルの動く城』の権利を日本のアニメーターに売ったという記事を読んで不思議に思ったんだ。
この本(年に一度は読み返す大好きな本!)は、おとぎ話の形を取り入れながら、それらを陽気にひっくり返していくような作品なんだよ。
宮崎駿監督のことは知らなかったが、いくつか彼の作品を見た。すごい! 彼の映画は彼女の小説と多くの共通点がある。
4:海外の反応
ユーモアのある場面、強く洞察力に富んだ、高潔なキャラクター、叙情的なドラマとアクション…この作品には、私が宮崎作品で受け取ってきた要素がすべて盛り込まれてた!
愛らしい登場人物たちだ。彼らの苦悩や希望にとても引き込まれたよ。
5:海外の反応
ストーリーは素晴らしく、キャラクターはこれまでと同様に作り込まれていて楽しい。 声優も音楽も完璧。久石譲は現代最高の作曲家だ。
6:海外の反応
私にとってはとても楽しい映画だが、宮崎監督は、私たちにラブストーリーを語りたかったのか…?
ハウルは強い魔法使いだが、彼は幸せとは言えなかった。ただ一つ彼を支えているのは、魔法とその美しい容姿くらいのものだ。
そこで、宮崎はハウルのキャスティングとして木村拓哉を選択したんだ!彼は人気絶頂の時、彼の事務所の決定に従い堂々とデートもできなかったが、会社の反対を押し切って結婚した。
ハウルの先生も最後は彼を止めることはできなかったように、この作品で宮崎は「愛がすべてに勝つ」ということを言いたかったんだろう。
7:海外の反応
これほどまでに楽しんだアニメ映画があっただろうか?想像力、ロマンス、そしてソフィーのリアルな描写。そしてユーモア。 「荒地の魔女」のくだりは思わず笑ってしまった。
子供向けの映画でこれほど心を奪われるとは思わなかったが、あまりに面白かったので3回も観たよ!
8:海外の反応
宮崎駿がこのジャンルの圧倒的な才能を持つ一人だということが、この作品を見てよく分かった。ダイアナ・ウィン・ジョーンズの「ハウルの動く城」を、彼ほど見事に映画化することは誰にもできない。
本当にアニメーション映画を見ているのか?と思うほど素晴らしいシーンばかり。スクリーンに映し出される映像は緻密で、生き物のような表情をもっている。
9:海外の反応
正直、あなたが7歳だろうと70歳だろうと、この映画は確実に楽しめるはず!
この映画を見るたびに、驚き、喜び、創造性、希望などに感情を動かされてしまう。見るたびに今まで気づかなかった背景が見えてくる、そんな飽きのこない映画。
10:海外の反応
この作品は「悪役たち」の活躍が素晴らしい!創造的な呪いが、ストーリーを豊かにしている。
11:海外の反応
この映画には、素直に笑ってしまう知的なユーモアのセンスがあるね。アクションやドラマも盛りだくさん。
見ている間、自分の感情が揺さぶられてしまった。
12:海外の反応
この作品のストーリー展開や演出がいかに美しいか、永遠に語れるよ。
まだ見ていない人はぜひ見て、サウンドトラックを聴いてほしい!「人生のメリーゴーランド」は、私の最も心奪われた映画音楽のひとつだ。
13:海外の反応
主人公のソフィーは、登場シーンでは平凡でつまらない印象を受ける。 でもすぐに、彼女の世界に幻想的なキャラクターが次々と流れ込んでくるんだ。
ハウル、カルシファー、マルクル、カブ頭、荒地の魔女…どのキャラクターも最初からどこか愛らしい。
お互いを愛をもって認め合うことで、次第にこのちぐはぐな仲間たちが本当の家族のように思えてくる。
14:海外の反応
私が今まで観た映画の中で、こんなに素晴らしくて終わってほしくないと思ったのはこれが初めてだ。
15:海外の反応
設定には愛着があるが、あまりにも多くのことが突然起こり、観客はただ受け入れるしかないようになっている。話が散らかっているから、注意して見ていない子供たちには分かりにくいかも。
16:海外の反応
確かにストーリーの中で説明されていないことが多いかな。 初めて&本を読まずに観た私はとても混乱してしまった。
17:海外の反応
理屈抜きで子供心をくすぐられた。
ガラクタの山を何か(魔法?)でつなぎ、小さな棒の足で歩く城があったり… この奇妙さがこの映画にぴったりだったんだ。 私たちは、魔法のような非論理的なものに対して、実際に動くのかどうか検証したがりすぎているのかも。
18:海外の反応
ハリウッドのCGアニメーションでもなく、日本の典型的なアニメでもない… 宮崎作品はそれ自体がジャンルなのだ。
19:海外の反応
宮崎駿監督は本当に、私たちがいる世界のルールから外れたまったく別の世界を作り出してしまう。 そのおかげで、自分の知らない世界に迷いこんでしまったソフィーと一緒に、ハウルの世界を体験することができた。
20:海外の反応
『ハウルの動く城』のキャラクターはそれぞれ人間らしさを持っていて、見る者が共感してしまうように作られている。
宮崎駿監督のキャラクターは痛みや喜び、悲しみを感じ、私たちもその感情を一緒に味わえるんだ。 ずる賢い人物の中にも温かみがある。
▼大人が観ても最高に楽しい絵本。ハウルが作るベーコンエッグ…今はなき”あのドロップ”も…
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感想
海外では悪役を含めたキャラクターの個性や人物像の描写について言及するコメントが多く寄せられていましたね!
ハウルの動く城は、海外では千と千尋の神隠しやもののけ姫までは知名度が高くないものの、個人的お気に入り作品に挙げているのが印象的でした。
愛知県のジブリパーク開園に続き、2023年には『君たちはどう生きるか』の公開が控えるなど、話題が尽きないスタジオジブリ。これからの作品も長く国内外で愛されてほしいと思います!
引用