概要
東京のランドマーク的建築「中銀カプセルタワービル」の一室(モジュール)が、アメリカの美術館に収蔵されるとのニュースが海外で話題になっています。
モジュールを手に入れたのは、サンフランシスコ近代美術館(SFMOMA)。海外からはビルの解体を惜しむ声もある一方で、歴史的建築の「実物」が海を渡って収蔵・展示される貴重な機会に喜びの声も挙がっています。
「伝統的な茶室と同じ大きさ」と説明される幅2.5m×奥行4m×高さ2.5mの小さなモジュールは、取り外し可能な作り。建物は老朽化と資金不足のため2022年に解体されてしまいましたが、現在は一部のモジュールが保存され、展示・活用されています。
1972年に建設されたこのタワーは、戦後日本を代表する建築家・黒川紀章氏によって設計されたもの。メタボリズム建築の一例として世界的な知名度がある建築でした。
またモジュールの持つ雰囲気が、海外から見た「東京」のイメージを連想させるためか、ヒュー・ジャックマン主演の『ウルヴァリン:SAMURAI』やミシェル・ゴンドリー、 レオス・カラックス、 ポン・ジュノ3名の監督によるオムニバス映画『TOKYO!』など、海外映画のロケ地としても使用されました。
そんな中銀カプセルタワービルのニュースについて、海外の反応をご紹介します。
海外の反応
1:海外の反応
これはすごい!絶対にモジュールを見学しに行くよ。
2:海外の反応
見てみたかったんだ。これは楽しみなニュースだ!
3:海外の反応
時代を先取りしたプレハブ式プラグイン・リビング・モジュール。
中銀カプセルタワービルは、すばらしい日本の建築だったよね。
4:海外の反応
このモジュールがサンフランシスコに来たというのは示唆的だね。ミニマルな住宅を増やすことで、人々は住む場所を確保できる。
5:海外の反応
>>うーん、確かにサンフランシスコには必要かも。
6:海外の反応
レプリカでも良いから、こんな美しい部屋に泊まってみたいよ。
確か日本では小さな宿泊施設が人気があるのでは?
7:海外の反応
>>カプセルホテルってやつか。良いアイディアだと思うよ
8:海外の反応
2019年に見に行った!この時に宿泊予約ができなかったのは残念だったなぁ。
9:海外の反応
この建築物は、メタボリズムの最良の例のひとつで、70年代の多くの建築に影響を与えたんだ。解体が惜しまれるよ。
60年代の日本には稀有な才能が集中していたよね。 丹下健三に磯崎新、大高正人、菊竹清訓、槇文彦、そして黒川…
10:海外の反応
本来であれば、修理や改造が必要だったはずでは?取り壊したのは残念だったな。
11:海外の反応
>>それがメタボリストの望みだったと思う。残念なことだが仕方がない。
1960年代、メタボリズム・グループによって展開された建築運動。メンバーは評論家の川添登を中心に、建築家の菊竹清訓、黒川紀章、大高正人、槇文彦、デザイナーの栄久庵憲司、粟津潔らで構成されている。建築や都市の計画において、メタボリズム(新陳代謝)という時間的な概念を導入することで、可変性や増築性に対応した建築・都市空間を提示した。(artscape)
12:海外の反応
中銀カプセルタワーは本当に興味深い建物だった!古いのにとても新しいんだ。
13:海外の反応
うわ懐かしい!東京に住んでいた頃、いつもこの前を通ってたんだよ!!!
当時は何の建物なのか分からなくて調べることもできなかったけど、とても魅力的に見えたんだよな。
14:海外の反応
これは私たちが進むべき方向かもしれない。より小さく、よりシンプルにね
15:海外の反応
小さい部屋、丸い窓…まさに僕がイメージする「東京」って感じだ。
16:海外の反応
めっちゃクールな部屋だ。
17:海外の反応
まるでマトリックスみたいだよね!!!
18:海外の反応
取り壊されたなんて知らなかったよ…その前に日本に行っておけば良かった。
19:海外の反応
私の永遠の夢は、アーティストとして、このポッドと似たようなスタジオを作って、制作活動をすることなんだ。
20:海外の反応
素晴らしい建物を失ったが、それが忘れ去られないのはいいことだ。
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感想
個人的には『ウルヴァリン:サムライ』のラブホテルのシーンとして使われていたのが印象的でした。アメリカでも大切に展示・保存されていくことを祈っています。