役所広司、ヴィムヴェンダースによるお気に入りの日本映画が話題に!
第76回カンヌ国際映画祭コンペティション部門の最優秀男優賞を受賞、そして第96回アカデミー賞国際長編映画賞に日本の映画としてノミネートされている『PERFECT DAYS』。
主演の役所広司、そしてヴィム・ヴェンダース監督の二人が、それぞれの「お気に入りの日本映画4本」を紹介する動画が海外で話題になっていました。
役所広司が選んだ映画はこちらの4本↓
・黒澤 明『赤ひげ』(1965年)
・寺山 修司『田園に死す』(1974年)
・森田 芳光『家族ゲーム』(1983年)
・ヴィム・ヴェンダース『PERFECT DAYS』(2023年)
そして、ヴィム・ヴェンダース監督が選んだ映画はこちら↓
・黒澤明『生きる』(1952年)
・小津安二郎監督の映画すべて
・勅使河原宏『砂の女』(1964年)
・濱口竜介『ドライブ・マイ・カー』(2021年)
この短い動画に、海外の映画ファンからは「役所広司の映画のセンスが本当に素晴らしい!」「ヴェンダース監督はいつも小津監督への愛を語ってるね」など、様々なコメントが寄せられていました。
役所広司、ヴィム・ヴェンダースのお気に入り映画について、海外の反応をご紹介します。
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海外の反応
1:海外の反応
この8本のうち、私は『ドライブ・マイ・カー』しか知らなかった…
レジェンド二人の推薦作品をメモしたよ。
2:海外の反応
広司が挙げてくれた中の二つの映画『田園に死す』『家族ゲーム』は今まで聞いたことがない作品だ!
彼の映画チョイスに感謝だよ。
3:海外の反応
>>2
そうそう、『田園に死す』はしばらく観たい映画リストに入っていたんだよね!
そして『家族ゲーム』は本当に面白そう。伊丹十三も出てるのか。
伊丹 十三(いたみ じゅうぞう、1933年〈昭和8年〉5月15日 – 1997年〈平成9年〉12月20日)は、日本の映画監督、俳優、エッセイスト、雑誌編集長、商業デザイナー、イラストレーター、CMプランナー、ドキュメンタリー映像作家。(中略)1984年の監督デビュー作である『お葬式』からいきなり数々の映画賞を獲得するなど絶賛を浴びた。その後、『タンポポ』『マルサの女』『マルサの女2』『あげまん』『ミンボーの女』『大病人』『スーパーの女』『マルタイの女』などを演出し、いずれも大ヒットを記録した。
Wikipedia
4:海外の反応
私たちの王様、役所広司がそのタイトルを挙げられたんだ…
お前ら、今すぐ『家族ゲーム』を観に行くぞ
5:海外の反応
まさか、広司が私の生涯のお気に入り映画のうち4本を挙げてくれるなんて😭
6:海外の反応
役所広司のお気に入りの映画『家族ゲーム』は、典型的な家族のあり方を問いただしてくるシュールなコメディ映画だ。
7:海外の反応
役所広司のセンスは最高!
『田園に死す』もとても味わい深い作品だよね
8:海外の反応
くそー!広司、僕も『田園に死す』が大好きだよ!!!
9:海外の反応
>>8
広司のさりげない提案で、より多くの人がこの映画を観るようになるといいよね。
これは70年代映画の最大の映画のひとつだから。
10:海外の反応
へえ、『砂の女』か!
巨匠ヴィム・ヴェンダースが史上最高の一本をチョイスした!
11:海外の反応
そして、チャンスがあるとすぐ小津安二郎への愛を表明するヴィム・ヴェンダース。
12:海外の反応
ヴェンダースはインタビューされるたびに小津のことを話してるよな。
13:海外の反応
ヴィム・ヴェンダースの小津への愛はとどまるところを知らないな。
14:海外の反応
ヴィム・ヴェンダースが小津、黒澤、勅使河原のレジェンドたちの作品の隣に、まだ3年も経っていない映画『ドライブ・マイ・カー』を並べたのが良いよね。
現代映画と監督の濱口竜介に相当の敬意を払っているということだ。
15:海外の反応
“weeb”の終着点はこうあるべきだと思うんだよね。
日本の映画は魅力的な作品の宝庫だよ!!
weeb=weeaboo。日本オタク。ゲームやアニメなどの日本文化にハマる人、日本びいき;日本かぶれ;日本オタク。
https://ejje.weblio.jp/content/weeaboo
16:海外の反応
役所広司がいたから、この映画『PERFECT DAYS』は普通の映画から傑作になった!
作品に奇跡を起こす力は、神から授かった才能なのかな。
17:海外の反応
彼は驚くほど魅力的な俳優だよね。
役所広司こそが『PERFECT DAYS』を今年最高の映画にしたと言っても過言じゃない。
18:海外の反応
あぁ『PERFECT DAYS』がアカデミー賞を受賞したら本当にうれしい。美しい映画だった。
19:海外の反応
『PERFECT DAYS』は真の傑作であり、感動的な映画だ。
ヴェンダースの映画は、私が10代の頃に私の人生を変えたけれど、本作の役所広司の演技は、私が今まで観た中で最高のものだった!
20:海外の反応
日本は『PERFECT DAYS』、是枝監督の『Monster 怪物』、そして『ゴジラ-1.0』をすべて同じ年に世界に送り出した。素晴らしいことだよ。
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感想・まとめ
インタビューで、日本で本作を撮影するにあたって「小津安二郎の影響を必然的に招き入れることになった」と語ったヴェンダース監督。この動画でも、敬愛する小津監督について「彼は私の師であり、私にとっては映画の歴史の中で最も重要な人物」と語っていました。
アカデミー賞でも日本の作品としてノミネートされた『PERFECT DAYS』。役所広司さんの素晴らしい演技がアカデミー賞でも評価されることを祈っています。
役所さんが「赤ひげ」好きなの知れて嬉しいw
自分的に世界で最も好きで偉大な映画だと思うので
黒澤作品は割と想定範疇として、「砂の女」と「田園に死す」を各々が挙げたのがガチガチのガチでいいな。
森田芳光作品のアメリカでの評価が高まってる件(ニューヨークでの特集上映会大盛況)は宇多丸がラジオでも言ってた。
最後まで観るのが苦痛な変な作品も多い森田監督だが、今見ても十分楽しめる傑作が複数ある。
椿は全然だったけど
やっぱ「家族ゲーム」は良いわ。
凄いセンスを感じる
ドライブ・マイ・カーの面白さが分からん
昭和のマイナー映画みたいでつまらない
小津安二郎って完全な映画バカ(誉め言葉)なんだよな。どんな状況でも映画のことばかり考えていたらしい。
日中戦争に陸軍伍長、のちに昇進して軍曹として従軍したんだけど、戦闘中でも考えるのは映画のことばかりだったんだそうだ。
たとえば敵から激しい機銃掃射を受けてる最中でも
「すごい迫力だなあ。この迫力を映画で表現するにはどうすれば…」
とか考えていたり、味方が軍刀で敵兵を斬り倒したのを見て
「うわ、斬られた敵が時代劇と同じような倒れ方したよ。時代劇って意外と正確なんだなあ」
と感心してたりしたそうな。
こんな人だから多くの傑作映画が撮れたんだろうね。
映画に関係ないけど、
やっぱ刀で斬ってたのね。
殆ど護身用みたいなもんで実際には銃ばっかで刀は使わないもんだと思ってた。
凄まじいな
役所さんが家族ゲームを挙げるとは驚きだな
ヨーロッパを中心にした海外での小津の評価と影響は凄まじい
日本の監督が家族の映画を撮っただけで海外では小津の影響を聞かれる。
ヴェンダースはPERFECT DAYSのインタビューでも聞かれてもいないのに小津や笠智衆に対しての強い思いを語り始める。
日本人のほうが小津安二郎を知らない人が多いくらいだから役所広司は私の笠智衆だとヴェンダースに言われてもよく理解できない日本人が多い。
PARIS TEXAS の監督なんだ…
人に言っても同意されなかったけど、風景なのか映像なのかトラビスなのか子供なのか母親なのか、ライクーダーのボトルネックスライドギターの音色が重要なことはわかるけど、すごく好きな映画だったよw
ドライブ・マイ・カーは、何人かの本当にいい海外の映画監督が褒めたたえてるよね
見たいみたいと思いながらまだ見てないけど見なくちゃ
【秋刀魚の味】で中村伸郎さんの「先生、僕の車で送りましょう」 のシーンでお前も呑んでるやんけと思ったがこの時代ではまだ飲酒検問とかなかったんだろうなぁ