世界的指揮者小澤征爾さんの死去が海外で話題に
2024年2月6日に、世界的指揮者の小澤征爾さんが心不全のため88歳で死去したことが報じられました。
小澤征爾さんは、1959年に渡米すると、20世紀後半のクラシック音楽界をけん引した指揮者レナード・バーンスタインやヘルベルト・フォン・カラヤンに師事。ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団などの有名オーケストラでタクトを振り、世界各地で活躍してきました。
偉大な指揮者の訃報に、ニューヨーク・タイムズ紙は「Seiji Ozawa, a Captivating, Transformative Conductor, Dies at 88(訳:小澤征爾-魅惑的で変革的な指揮者-88歳で逝去)」との記事を掲載。そしてSNSには、彼が音楽監督を29年間務めたアメリカのボストン交響楽団をはじめ、多くの追悼の声が寄せられています。
(2/3) Our longest-serving conductor, holding the title of Music Director for 29 years (1973–2002), Seiji was a kind and thoughtful humanitarian, a musical genius who combined a balletic grace at the podium with a prodigious memory… pic.twitter.com/xXA2kEKcBE
— Boston Symphony (@BostonSymphony) February 9, 2024
「世界のオザワ」小澤征爾さんの訃報に寄せられた海外の反応をご紹介します。
海外の反応
1:海外の反応
悲しいニュースだ。あなたの芸術への多大な貢献に感謝します。
2:海外の反応
彼は伝説であり、偉大な人物の一人だ。
ボストン、シカゴ、ベルリン、ウィーンなどで多くの素晴らしい録音を残してくれた。
特に、サイトウ・キネン・オーケストラとの録音と演奏は大のお気に入りだったよ。
3:海外の反応
とても悲しい。確か去年、彼が車椅子に座ってエグモント序曲を指揮しているビデオを見た。あれが最後の指揮だったのだろうか…
彼が涙を堪えているような表情が忘れられない。
Seiji Ozawa is brought to tears, as his Beethoven concert is broadcast live in space. This inspirational maestro will be much missed. ❤️ pic.twitter.com/Nhk1vAT08L
— Classic FM (@ClassicFM) February 9, 2024
4:海外の反応
これは音楽界にとっても、そして私たち聴衆にとっても大きな損失です。
安らかにお眠りください、マエストロ・オザワ。
5:海外の反応
親愛なる小澤征爾さん。あなたのクラシック音楽の素晴らしい解釈に感謝します。
6:海外の反応
ゴージャスな「指揮者の髪」を持った音楽界の偉人よ、安らかに。
7:海外の反応
私のお気に入りの音楽家、小澤征爾とジョン・ウィリアムズが同じ時代を生きたことはまさに奇跡だ。寂しくなる。
8:海外の反応
私は小澤征爾さんが大好きだった。彼の指揮を見るのはいつも楽しみだったよ!
ベルリン・フィルとのコンサートや録音は素晴らしいものばかりだ。
9:海外の反応
私がこれまで聴いたコンサートの中で最も印象に残っているのは、小澤征爾氏がウィーン・フィルハーモニー管弦楽団を指揮したマーラー交響曲第9番だ。
演奏は驚異的だったし、オーケストラと聴衆は小澤さんへの愛で満ち溢れていた!
10:海外の反応
小澤征爾が一時期、ボストンの批評家たちから軽蔑されていたと知ったときは心を痛めたよ。
しかし彼の才能はそれを黙らせた。素晴らしい個性を持った偉大な指揮者でした。
11:海外の反応
私の記憶の中の小澤征爾は、クールなシャツに漆黒の髪の今どきの若者の姿のままだよ。
12:海外の反応
アジア人の音楽家や指揮者に対する偏見があったにもかかわらず、レナード・バーンスタインが認め、昇進させた偉大な指揮者。
13:海外の反応
ボストンのタングルウッドにある「小澤征爾ホール」は、間違いなく彼の偉大な記念碑だと思う。
14:海外の反応
彼とタングルウッド音楽祭で1週間一緒に仕事をすることができたのは、一生の思い出だよ。
音楽の巨匠。ご冥福をお祈りします。
15:海外の反応
いつかタングルウッド音楽祭の駐車場係として働いたことがある。芝生の上で演奏を聞くのが大好きだった。
あるとき、正面ゲート近くのVIP用のスペースにぼろぼろの車が駐車しようとしていたから、私はその車を移動してくれと指示し続けてしまったんだ。すると小澤征爾が車のドアを開けて、私に笑顔で手を振ってくれた。しまったと思ったねw
彼はよく、錆びついた古い車に乗っていたんだ。
16:海外の反応
彼の人柄が好きだ。音楽にも彼の善良さと美しさがにじみ出ていた。
彼がセサミストリートに出演したことも忘れないで。
17:海外の反応
私がこれまでに読んだ最高の本のひとつは、小澤征爾と村上春樹とのロング・インタビュー(『小澤征爾さんと、音楽について話をする』)だ。
それを読んで彼の指揮の大ファンになったし、新しい音楽の世界の扉が開いた気がした。征爾さん、本当にありがとう!
18:海外の反応
>>17
その本とても良かった!彼の視点や洞察は興味深いものがあるよね。
19:海外の反応
彼の穏やかでありながら猛烈な才能は、録音の中に永遠に刻み込まれている。
私たちはいつだって彼に会えるんだ。
20:海外の反応
私たちは88年間も、素晴らしい才能ある人から恩恵を受けた。
なんて幸福なことだったんだろう。
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感想・まとめ
英語のコメントを読んでいると、彼の偉業と卓越した才能、気さくで飾らない人柄、そしてトレードマークのゴージャスなヘアスタイルなど、小澤征爾さんが海外でもどれだけ愛されているかが伝わってきました。ご冥福をお祈りいたします。
その道の素人でも
だいたいなんとなく凄さって感じるけど、
すごい指揮者だけは何がすごいのか素人には一切わからない
素人にも凄さがわかった点だけでも
この人の凄さがわかるよね
カラヤンは元ナチス党員で明らかに保守レイシスト白人だったけど、「有色人種の中では日本人にだけ異常に好意的」なタイプだったらしい。
小澤征爾とか、盛田昭夫(ソニー創業者)とかと仲良しだった。
ただ、こういう白人相手には、実力と信用性を示し続けねばならないので、決して楽では無かったらしいが。
ポリコレ白人みたいに、本質的には「無能でモラルの劣る有色人種を庇護したい」としか思ってない連中とは違う。
NY駐在中に米国人社員に連れて行ってもらい、タングルウッド(同僚は日本的にタングルウッドと発音して何度も訂正されていた)の野外コンサートで聴いたのが良い思い出だ。
反射壁の前方の芝生に紐で囲ってあり、10$弱のDonationを払って入り好きな所に座って飲み食いしながら聴くのだが、囲いの外で只で聴けてもそんな人は居ない。
Tanglewoodオレも行ったわ。小澤さんが長期療養から復帰した時で、芝生の上でワイン飲みながらマーラーの復活を聴いたのが今となっては良い想い出。体力的に万全ではなかっただろうが、音楽はやっぱり小澤征爾だったな。
海外でも有名になった、あのさけるグミの ロングロングマンのCM小澤征悦が
まさか小澤征爾の息子だと外人は思うまい
ご冥福をお祈りします
欧州では日本人作曲家としては武満徹が有名だった、あのフランスのルモンドは亡くなった時6頁も使って特集記事にしてた、指揮者では小澤征爾だろな