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海外の反応「日本の漫画ってこんなに手間が掛かってたの…⁉」アナログ漫画の描き方に外国人が注目

概要

今や世界に読者層が広がっている日本の漫画。日本式の方法で漫画を描く人は海外でも増えています。

今や日本の漫画家の9割がパソコンやタブレットを使ったデジタルで漫画を描いているとも言われている中、伝統的なアナログでの漫画の描き方に海外から注目が集まっていました。

アナログでモノクロの漫画を描く場合、漫画用の原稿用紙にインクやペンを使って描きますが、装飾や陰影をつけるために使われるのがスクリーントーンです。スクリーントーンとは、ドットやカケアミなどの様々な模様が印刷された薄いフィルムのこと。動画のように絵にこすり付けて張り、ナイフでカットしたり削ったりして効果を付けていきます。

スクリーントーンはもともとイギリスで新聞や建築の製図のために作られた画材。ですが、日本ではモノクロの漫画が主流であったこともあり、日本の漫画・イラスト業界で独自に発展してきました。

このスクリーントーンを貼りつける細やかな作業に、海外の漫画ファンから様々なコメントが寄せられていたので、まとめてご紹介していきます!

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海外の反応

1:海外の反応

僕は最近漫画にハマったんだけど、こうやって描いてるなんて全然知らなかった!!!

2:海外の反応

大友先生の作品のスクリーントーンの多さ・細かさは、まさにマニアックだよなぁ。 

画像出典:Twitter

3:海外の反応

紙を傷つけずにスクリーントーンだけをカットする技術はすごいなぁ。

4:海外の反応

日本の漫画の描き方は『バクマン』で知ったよ!

5:海外の反応

私が伝統的な漫画の描き方を知ったのは『月刊少女野崎くん』を見てからなんだ。

6:海外の反応

昔から、漫画を描くには、とんでもないレベルの集中力と時間が必要だったに違いない。
それが今必要なくなったというわけではないが、デジタル化によってかなり効率化が進んだんだろうね🙌

7:海外の反応

だから12人くらいのアシスタントを抱えるマンガ家もいるんだろうね。 

8:海外の反応

私はずっといつかアナログで漫画を描いてみたいと夢見てた。今もだけどね。

9:海外の反応

スクリーントーンに憧れがあるんだよ!
試してみたいけど、値段が高いんだよね。 

10:海外の反応

僕はアナログな方法…紙とインクで日本式の漫画を描こうとしてるんだ。
でも、スクリーントーンだけは絶対にコンピューターでやるつもり…

11:海外の反応

コミック制作に関して言えば、アメリカにはアメリカなりの苦労があるんだけどね。

12:海外の反応

友人の兄が漫画業界を目指していた頃、よく手伝ったのを覚えている。
週末は何度も彼らの家に集まって、スクリーントーンを貼り付けたり、削ったりして手伝った…彼は成功できたのかは知らないけど… 

13:海外の反応

私は子供の頃、この模様が手で描かれてると思っていて、何年もそれを再現しようと試行錯誤してたんだよ!笑

14:海外の反応

漫画家がインクではなくスクリーントーンを使用する理由があるのかな。陰影ならペンでも簡単につけられそうなものだけど。

15:海外の反応

伝統的なスクリーントーンを使うのは、信じられないほど楽しいよ。ただそれと同じくらい面倒なんだよね…

作品のため、スクリーントーンを使いこなしてきた日本の漫画家やアシスタントの皆さんには尊敬しかない。 

16:海外の反応

私はスクリーントーンの使い方を最近知ったんだけど、今もスクリーントーンを使っている人たちは驚くほどクールだと思う。
伝統を守ってるって感じだよね。

17:海外の反応

尾田栄一郎は今でもスクリーントーンを使っているそうだ。 彼のアシスタントは泣いてるかもしれない 笑

18:海外の反応

東京でCLAMPの展示を見たとき、彼らが漫画のミスを修正するために原稿にホワイトを使っているところも見ることができたのが良かった。

19:海外の反応

日本の漫画家の画力は並外れている。
もちろんデジタルでもスゴイ作品は生まれてるけど、アナログで描き続けてる漫画家にはまた違う素晴らしさがある。

20:海外の反応

一度でも、漫画家たちが苦労して費やした時間を想像しながら漫画を読んでみるといい。

鳥山先生、富樫先生、三浦先生、井上先生…自分の描きたいものを表現するために多くの時間を費やしてきたアーティストを、私は心から尊敬してるよ!

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感想・まとめ

浦沢直樹さんのYouTubeチャンネルでも、アナログの漫画の描き方が紹介されていましたが、こうしてみてみると1ページ1ページに本当に手間が掛かっていることがよく分かりますよね😢全てアナログで漫画を描く漫画家さんは減っているようですが、こういったアナログの素晴らしい技術も残っていってほしいものです。

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36件のコメント

手作業のトーンワークなら萩原一至が凄かった。価格も高いし、消耗品なので失敗したらその分無駄になるので、デジタルの手軽さに押されるのは止められないと思うよ。

そういうトーンワークが凄かった作家が軒並みデジタルに移行して軒並み劣化してるのが悲しい、萩原一至もまるっきりそれ

デジタルツールも所詮道具なので完璧に使いこなしてれば完璧な画作り出来るけど、トーン時代が凄くてデジタルに移って以降も完璧な作家はほぼ見たことねーわ、大体みーんな劣化

藤崎竜とかアナログでもデジタルでも凄いよ
昔の絵柄の再現もできるし

海○サイトが削除されて俺には金が無いから、高いから、とか文句言ってるGuy人はこういう制作事情を気にしてないのが多い印象

歌川広重の版画を美術館で見てきたけど、漫画やアニメに通じてるなぁって感じたよ。

友達が赤マルジャンプで出す漫画を描いてるときにトーンを切るのを手伝ったけど、めっちゃ難しかった

マンガ以外に印刷でもこれに近い事を昔はやってた、今はコンピュータで簡単にできるが、印刷工程の中に写真製版てのが有って背景に色が必要な時はスクリーントーンじゃないけど、これに似たフィルムをモアレが出ないように張り付けてた

これからAIが世の中で大活躍する時代になるんだろうけど
そうなると逆にアナログ的な手法が尊重されるようにもなるとも思える
貴重なんで

諸々大二郎はプロになってからもトーンの存在を知らず、頑張って自分で点描してたんだよなw

確か魔夜峰央先生も『パタリロ!』の初期の頃、トーンの存在を知らなくてしばらくは点描やら柄を書き込んでいたなぁ…

俺は日本の漫画より韓国のマンファやウェブトゥーンのほうが好き
漫画は内容が難しすぎる
もっとライトに楽しみたい

韓国のは絵柄は可愛いのが多いけど、内容がなろう系か韓流ドラマばっかりだから、日本の多趣多様な漫画で目が肥えている日本人にとっては退屈過ぎる…日本で実写化までされるような大衆的な作品や外国人に名作だと語り継がれるような作品は韓国には無い。

日本の漫画って色んなものがあるんだよ
アンタが漫画の知ってるジャンルの幅が狭いだけ
ライトに読みたい向けのものも大量にあるし
最近じゃ韓国が一時期ウェブトーンだの騒いでたのも今や日本人の作家が大半

マンファって日本の漫画と同じ形式?
ウェブトゥーンは無料だったので読んだことあるけど、内容以前に操作も見やすさ的にも自分には合わなかったわ
没入しにくいからライトな作品ばかりになるのは納得かも

しかもプロが使うスクリーントーンは一枚800円ぐらいするやつ使ってたりするからスクリーントーン代馬鹿にならなかったんよね。だから余りを極力出さないように切ってたりしてる。アナログ全盛はそういう時代。ちな安いやつは荒いので見てバレるw

子供の頃「ちゃお」とか「なかよし」とか少女漫画は、「コロコロ」とか「ジャンプ」とかと比べてやたらトーンの使用率や使用面積が多かった気がする。
(ジャンプは特定のコミックしか買ってなかったからブリーチとか一部の漫画のコミックを見ての感想)

トーンを切って貼りつけるのは手先が器用な人でないとガタガタになったりかけたりしそうで難しそう…。学生の頃、トーンと原稿用紙を買って試しにやってみようと思ったけど、子供というか素人には難しかった…。しかもトーン1枚あたり種類によるけどそこそこお値段するから継続して続けられる人は人気の有無関係無く凄いと思う。

姉とその友人は学生時代に漫画描いてたけど、トーンは高いから点描やカケアミは手書きしてたな
カケアミ教えて貰って楽しかったからテスト用紙の隅に無意味にカケアミ描いてたわw

映画、音楽、アニメなんかと同じでも当時はそういう手法でしか作る技術が無かったんだから当たり前のことで大変とか手間とかそんな事思ってないよ
今を基準に考えるからそう思うだけ

カケアミをペンで描いてた時代もあって、、、、
いや何でもないよ、年ばれする

昔、手塚治虫が漫画家入門本で「スクリーントーンなんか使っちゃダメ」と言っていたのを真に受けて、その世代の新人は、掛け編みを必死で書いていた新人とか多かったらしいね。

たしか「漫画にスクリーントーンを最初に使い始めたのは俺だ」とつのだじろう先生が言っていたのを、何かの本で読んだことある。
初期は製図用の小さなやつしか無かったので、ソレを何枚も縦横に並べて貼ったり大変だったらしい。

スクリーントーンを使って濃淡を出すのは印刷の都合上白か黒かの2値で扱いたいというのもあるんだろう
よく原稿募集の注意書きに薄墨禁止っていう言葉があった

画材の価格はこの10年で1.5〜3倍くらいになった
一番出費が大きいトーンが2倍くらい
原稿料は上がらないのに経費ばかりがどんどん増えていく

懐かしいなあ、アナログ原稿は良いものだけどデジタルにコスパで圧倒的に負けてるから
もはや贅沢品なのよね  でもAI絵が席巻してる今アナログの価値もまた見直されるかも

普段から使ってる奴らとそうでない奴らじゃ同じ大変って言葉でも意味ちゃうやろ

写真家のデジタルもそうだけど、圧倒的にコストは下がったけど
その分腕はどんどん落ちていくっていうジレンマに陥る

昔はカケアミとかで処理していた。スクリーントーンは手抜きと言われた頃もあったけど連載作家には時短は重要だからすぐ広まった。昔は日本でも高かった。手書きのカケアミとか点描だとやっぱり線や点に意味が付いちゃって画面が重くなるから機械的なスクリーントーンの方が余計な意味が出ず軽いってのもある。でも軽すぎるから重層的に貼るようにもなった。パソで描く場合もそうだよね。やたらフレームを重ねてごまかすようになってる。絵心が無い人(意外に編集者に多い)には質感がリアルだとリアルな上手い絵と思う人は多いから。写真トレス昔はコピー機とライトボックスでやってたけど今はフレームでできるしね。

アナログっていいよな
作家の線質が直に出る
あとアナログからデジタルへ移行した作家と
最初からデジタルの作家の線質や絵の雰囲気も違うと感じることが多い

尾田栄一郎は影とオノマトペと一部のキャラの髪・肌にしかトーン使わないから使用頻度はそんなでもないと思う
ちなみに原作本編はアナログだけどカラー制作過程の一部や寄稿イラストはデジタル

ワンピはもう少しトーン使ってもいいくらいではある
人物線と陰影の線の差があまりないから見辛い…

デジタルでやると本当に楽。コストもかからんし。
しかし線画に関してはどうしても無表情になるね。
ペンの設定で色々いじれるし慣性的な物も設定
できるんだけどね。

友人が漫画家だったんでたまに手伝いに行ってたが、トーン貼りは本当に難しかった
どんなに練習しても削り作業はできないし、元々絵心もそんなになかったんで消しゴムと簡単なベタしかできんかったわ
あれ力加減難しすぎるんだよな

マンガ原稿がアナログからデジタル製作に移行したての頃(カラフル萬福星とか出てた頃)は
トーンが無料で好きなだけ貼れる代わりに結構なマシンスペックが要求されたり
アナログならトーン削り対応のグラデーション処理で
デジタルトーン特有の変なクセの結果が出たりとか
グレースケール画像から白黒ニ値化を通すのにも
やっぱり使用ソフト特有のクセが有ったりとか
制作時からしてモニタ表示のモアレ問題(電書でトーン部が
変な模様になったりするアレです)に悩まされたりと
色々大変だったのでそれを嫌うのもあってずっとアナログ作画に拘り続けた人も少なくなかったりする

フリーレン描いてる人ってすごくうまいなと思った。アナログっぽさがある。
いまは画面に小さく描くキャラとかデシタルだと拡大できちゃうからこまかく描いてしまいがちだけど、アニログっぽくザッと描いてる感じが良い。

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