海外「PSもXboxも売ってない国なのに…」格闘ゲーム『鉄拳』でパキスタン勢が無双する理由に衝撃

概要

ナムコ(現バンダイナムコエンターテインメント)から発売している対戦型格闘ゲーム『鉄拳』シリーズ。

先日、2024年1月に最新作『鉄拳 8』が発売されることが発表され、世界中のファンたちが盛り上がりを見せています。

そんな『鉄拳』の強豪国といえば、日本や韓国、アメリカ、そして特にパキスタンが有名。パキスタンには、数々の世界大会で成績を残す選手が存在します。

彼らの強さが知られるようになったのは、2019年に開催された格闘ゲームの世界大会「EVO JAPAN」。

当時、全くの無名のプレイヤーだったパキスタン人のArslan Ash選手がで優勝を果たしたのがきっかけでした。

「母国には僕と同じかそれ以上に強い選手が沢山いる」という発言は、日本でも驚かれ、大きな話題になりました。彼は今年8月5日〜7日に行われた「EVO JAPAN 2023」の『鉄拳7』部門でも優勝を果たしています。

そんなパキスタン勢の強さに迫るドキュメンタリーが「感動的だ」と海外で話題になっています。

動画の内容はこちら↓

2019年、パキスタンに世界最強の鉄拳プレイヤーが（複数）いるという噂が証明された。

当時、鉄拳界隈では「彼らは海外のビザを発行することは、鉄拳大会で優勝することより難しい」というミームも生まれた。（パキスタンのパスポートの自由度は世界でワースト4位）

現在、パキスタンではPS、XBOXが公式に販売されていない。ゲーム機を手に入れるために個人的に輸入したり、路上で取引を行っている。正規ルートではないため、決して安くはない。（PS5は税金を含めておよそ800ドルほど）

ゲーム機を持ってないゲームファンはどうするか…「ゲームセンター通い」だ。

パキスタンの第二の都市ラホールにあるゲームセンター「Level Up Gaming Hub」。ここには、家庭用ゲーム機を改造してアーケードゲームのようにプレイできる席が用意され、『鉄拳』シリーズのほとんどの作品と、『ザ・キング・オブ・ファイターズ』の一部がプレイできる。

一日に何度も起きる停電やパーツ不足など、様々な困難を抱えてはいるが、このゲームセンターには強豪選手が集まっており、鉄拳の大会会場にもなっている。

プレイ料金の支払い方法（負けた試合の数だけ仮想コインを支払う）や、パキスタン独特のボタンの押し方（指をカギヅメみたいにする）なども特徴的だが、手作りの木製のゲーム台も目立っている。特にアーケードゲームのように、向かい合ったゲーム台で行う「直接対決」で、結果的にゲーマー達のレベルが上がった。両選手は平等な環境で、選手達の手が見えたりすることもないからだ。

部品調達などの様々な苦労を超えて、腕を競い合っているパキスタンの『鉄拳』シーン。

ゲームセンターのオーナーは「コミュニティーが力を合わせて助け合えば、私達は最強になれると思います。パキスタンの『鉄拳』シーンは奇跡です。」と語った。（筆者意訳）

ゲームへの情熱によって、様々な障害を乗り越えて技を磨いているパキスタン勢。

彼らの強さにまつわる海外の反応をご紹介します。

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海外の反応

１：海外の反応

私の国が『鉄拳』の世界で認められるのを見るのはとてもうれしいことだ。

２：海外の反応

神様、これは素晴らしい話だ。ラホールに住んでいないパキスタン人として、目を見張ったよ。

日本の格闘ゲームに情熱を注ぐ人が、私の国にこんなにたくさんいるとは…！

３：海外の反応

これは非常に魅力的な物語だ。

世界の片隅で、大きな才能が輝いている訳が分かったよ！！

４：海外の反応

こんな場所から伝説が生まれたのか…！！！

５：海外の反応

パキスタン人の子どもとして育った私たちは、放課後、あの小屋で何時間も鉄拳をしていたんだよ。あなたは私をノスタルジックな気分にしてくれた！

６：海外の反応

パキスタンの人々の知恵は信じられない。

「電気がない？発電機を持ってこよう。」「コンソールやコントローラーがない？スペアパーツから作ろう。」「アーケードゲーム機はないのか。大工の友達に作ってもらおう。」

多くの課題があるにもかかわらず、コミュニティは本当にゼロからシーンを構築し、世界最高のプレイヤーを輩出してきたんだ。

７：海外の反応

「情熱に値段はない、だから誰もが情熱が求めることをする。」

クールな人生訓だ。

８：海外の反応

>>この台詞は響いたよ

９：海外の反応

パキスタンの選手たちがなぜあれほど優れているのか分かった。

彼らは母国で『鉄拳』をプレイするのが難しいから、そのゲームに本当に情熱を注ぐ必要があるからなのか。

情熱は上達を助けてくれることが証明された。

１０：海外の反応

>>間違いない。

それと、彼らには優れたアーケード・コミュニティーがあることも理由の一つなんだな。上手いプレイヤー同士が直接技を競い合うことで、お互いを高め合うことができる。

１１：海外の反応

>>あのゲームセンターは「トレーニングキャンプ」なんだろう。

リビングでやるオンライン対戦とは意気込みも違ってくるだろうし。

１２：海外の反応

パキスタン人として、私たちの子供時代はゲームセンターと海賊版ゲームだけだった。Steamが何なのかさえ知らなかったしねw

このビデオは私にとってとても懐かしかったよ。

自分の置かれている環境にはうんざりしたけど、今ではそれが誇りなんだ。

１３：海外の反応

印象的な話。

ゲーム機を正規ルートで買うことができないという理由で、パキスタンの人々がそのような解決策を取っていたなんて！

パキスタンのユニークなサブカルチャーについて、これほどニッチな視点で見たことがなかったよ！

KOFや鉄拳について話し始めると、私たちは皆同じ言語を話しているような気分になる。

１４：海外の反応

プレイ方法から文化が見える。パキスタンの選手は大胆でとてもハングリーなんだ。

１５：海外の反応

高校時代にアーケードマシンを購入、修理、改造していた者として、彼らが入手可能なパーツを使って独自のシステムを作っているのを見て嬉しく感じたよ。

パキスタンにたくさんの愛と敬意を。

１６：海外の反応

ブラジル人として、私はパキスタンの人々にとても共感した。

障壁があっても、私たちが好きなものを追いかけることを妨げられない。パキスタンに祝福を！！

１７：海外の反応

子供たちが『キング・オブ・ファイターズ98』に熱中する小さな町で育ったメキシコ人として、私は今、パキスタンのゲームコミュニティを心から尊敬している。

私たちは皆、自分が持っているものを、最大限に活用する必要があるね。

１８：海外の反応

泣いた。このビデオを見て、私は『鉄拳』がとても得意だった子どもの頃を思い出したんだ。

当時のゲームは非常に高かったし、子どもの小遣いではアーケードゲームでさえ満足にできなかった。私の夢は打ち砕かれたんだ。

今、若者たちがEスポーツで名声とお金を稼いでいるのを見て、そして彼らが夢を捨てなくて済んだのを見て、本当に幸せな気分になるよ💕

１９：海外の反応

ああ、それは間違いなく奇跡だ。

『鉄拳』とともに育ってきたパキスタン系イギリス人として、

『鉄拳』の大会でパキスタン人が優勝したことを母が急いで報告してきたことや、

それ以来、母がeスポーツを真剣に「スポーツ」として誇りに思っていることを伝えたい。

２０：海外の反応

将来的には、パキスタンの子どもたちもゲームを簡単に入手できるようになることを願うばかりだ。

私は彼らを応援しているよ。

▼格ゲー未経験ですが、ちょっと究めてみたくなってきました…