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「これが本物の恐怖か!」黒澤明『蜘蛛巣城』の撮影法に外国人が戦慄|海外の反応

image source:https://youtu.be/W5MtUiYxBiY?si=gVUesX1Q2MKcCBtP

黒澤明監督の代表作のひとつ『蜘蛛巣城』。主演の三船敏郎さんによる印象的なラストシーンにまつわる、海外の反応をご紹介します。

概要

三船敏郎さんが主演を務める『蜘蛛巣城(くものすじょう)(1957年)』は、シェイクスピア『マクベス』をベースにした映画作品。今なお海外で評価の高い黒澤明監督の代表作のひとつです。

有名なラストシーン「櫓」では、黒澤監督が撮影のために20人の優秀な射手を集め、三船敏郎さん演じる鷲津武時に向かって本物の矢が射こまれています。

アメリカ合衆国の映像ソフトメーカーCriterionが公開している特典動画によると、映画で使われた矢の先には蓄音機の針ほどの太さの針が付いており、テグスを通した矢を射て、狙った点に刺さる仕組みになっているとのこと。もちろん実際に矢が当たる鎧の胴には板が仕込まれており、三船さんの身体には刺さらないようになっていました。

しかし、壁などの鷲津の周囲に当たる矢にはテグスは付いておらず、逃げ惑う鷲津に対し、ずらりと並んだ射手が櫓の壁に本物の矢を射るという撮影方法が採用されました。

この撮影方法に対する海外の反応をご紹介します。

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海外の反応

1:海外の反応

三船敏郎は本当に凄い仕事をした。

2:海外の反応

私はこの映画が大好きだ。三船敏郎は世界で最もお気に入りの俳優の一人だよ。

3:海外の反応

この映画は数ヶ月前に観た。確かにクレイジーなスタントワークだったけど、本物だったとは…!

4:海外の反応

「三船はこの役のために全力を尽くしたようだ。」全力すぎるだろ…

5:海外の反応

黒沢明監督「君は大丈夫だ。これは素晴らしいものになるよ」と三船に言った…

彼の言ったことは正しかったけど、俳優は気が気じゃなかっただろうな。

6:海外の反応

今のハリウッドでは決してできないことだ。

7:海外の反応

>>6
さすがに俳優の命を危険にさらすようなことはなぁ。

8:海外の反応

>>7
いや、ワーナー・ブラザースは、エロール・フリン主演の『ロビン・フッドの冒険』がある。

俳優に向かって本物の矢を放って、実際に命中させたそうだ。俳優たちは衣装の下にパッドをつけていたらしいね。

9:海外の反応

>>8
その報酬は、今日の換算で3300ドルらしい…

この仕事にはどこに応募すればいい?笑

10:海外の反応

昔のサイレント映画では、銃を使うシーンには実弾が使われていたわけだしね。

11:海外の反応

そうだ。この作品の三船敏郎は演技をしていたんじゃない。本当の恐怖で叫んでいたんだよ!

12:海外の反応

撮影方法を知ってからこのシーンを見てみたら、衝撃が全く違う。

彼がたった一度のミスで死んでいたかもしれないと思うと…!

13:海外の反応

>>12
鏃はとても小さかったそうだ。木に突き刺さるくらいの針で、体に当たっても死なないだろう。

ただ地獄のように痛いだけだ…

14:海外の反応

>>13
それがもし喉や顎、目だったら?無事では済まないはずだろ。

15:海外の反応

この作品では『七人の侍』で、役者が矢で射られるときと同じ技術を使っているらしい。服の下に木の板を隠して矢を止めた。

16:海外の反応

射手たちは本物の矢を放ったんだもんな…狙う位置には、カメラでは映らない色でマークが描かれていたとか。

17:海外の反応

さすが日本!素晴らしい弓の技術があったんだな。

18:海外の反応さん

黒澤明の別の作品『ハラキリ/切腹』でも似たようなことがあった。この映画で使われた刀や槍はすべて本物で、決闘シーンを演じた俳優の何人かは恐怖を覚えたそうだ。

19:海外の反応

『蜘蛛巣城』は演技以上の「本当の恐怖」が映っている点で他には類を見ない作品だ。

20:海外の反応

黒澤と三船については、知れば知るほど好きになる。

それと同時に彼らがとんでもなく狂った人間に思えてくるから不思議だよ。笑

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感想・まとめ

何度このトリックを聞いても、実際にこのシーンを観ると恐ろしさが倍増していくのが凄いですよね…!

他にも黒澤監督の撮影方法、とくに天候を使いこなす技術についても、海外の映画ファンの間では最高峰と称えられているようです。日本が誇る黒澤映画の魅力は、今も全く色あせていないようですね。

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10件のコメント

黒澤は可能な限りリアルに近づけることを要求していたからね
7人の侍で昔の馬に蹄鉄がついてないことを知ったら蹄鉄を外せと言ったはずだとスタッフが証言してる

トラトラトラではリアルを追求し過ぎて精神病扱いさられて監督降ろされたくらいだからね。
まあ数々の逸話を聞く限りでは実際その通りなんだろうけども。

昭和の時代劇の撮影で真剣を使ってた話もあったよね

あの頃って真剣使う映画やドラマって案外多かったらしいよ。
勝新の息子がそれで人切って問題になってからは基本NGってなったらしいけど。

真剣使ってたって聞いたことあったけど人切れるほど研いであったの?
やばいな…

同じく黒澤作品の『隠し砦の三悪人』で槍対決するシーンあって、
陣幕がスパスパ切られてたけど、あれも仕掛けで切られたように
見せかけたのではなく本物の槍なのか? ヤベえな

最近ピストルに入ってた実弾が当たって俳優が亡くなったニュースあったよね

黒澤映画についてもっと知りたければ「私と黒澤明 複眼の映像 」おススメ
黒澤明全盛期の脚本家が内部からの視点で物語ってて非常に参考になる

三船も兵隊上がりで実戦は経験して無いが執拗なシゴキに耐え抜いた人間だから今の俳優とは度胸が違うよ。
そもそも当時は戦争帰りの奴が多くて、今とは危険の認識も生死感も違うからな。

確かにそういう見方もあるのか。
確かに今とは全然価値観が違うよね。

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